プロローグ
2009年12月10日(木) 18:30よりApple Store, Ginzaにて、Mac OS X Server勉強会主催の第一回「Mac OS X Server Night!」が開催されました。
冒頭、司会進行が今日のアジェンダについてのコメントのあと、「Mac OS X Server勉強会」主催の方のあいさつでは「Mac OS X Server勉強会」(MOXSSG)についての説明がありました。"Mac OS X Server Study Group"の頭文字を取って付けられたMOXSSGはMac OS X Serverの普及と人的スキルアップを主軸として一月に各一度程度の「Mac OS X Server勉強会」「Mac OS X Server Night!」の2本柱で活動中。現在mixiでもメンバーを募集中であり、今後はTwitter上でも活動を行う、とのことでした。
事例紹介: Delta Air Lines [ウチダエスコ(株)-谷口様]
管理コストの押さえられるInternet kiosk(インターネット・キオスク)の設置
最初のプレゼンは「アップル正規サービスプロバイダ」ウチダエスコ(UCHIDAESCO)様からです。
世界最大の航空会社であるデルタ航空の成田空港とマニラ空港の「DELTA SKY CLUBラウンジ」で利用されている、Macキオスク端末について開発者ご自身から説明をいただきました。2空港で53台のiMacをインターネット端末として設置し、遠隔地のネットワーク上のMacコンピュータを簡単で低コストで管理でき「Apple Remote Desktop」を使用して、Mac OS X Server上で一括管理を行っている事例です。
まずは、iMac端末のユーザ環境をサーバ側で管理することの優位点についてです。多国語言語の対応が必要な国際線ラウンジでの利用ということで「多国語言語(12言語)対応」。利用履歴から利用者のプライバシーの保護の必要性「個人プライバシーの消去」。 また、国際線ラウンジ内は、いつでも作業に立ち入ることが許されない制限地域なので、「立ち入り制限地域内での『故障』や『メンテナンス』の対応」。その他にも、物理的に「メンテナンスのための移動時間がかからない」変更・調整した設定を配付することで「メンテナンスし易い」実際の利用状況の例をあげての「利用状況の統計がとれる」「利用状況の追跡が可能」などがあげられました。
次に実際の運用設定についてです。Xserve 2台+Mac Mini 2台を用い、メイン1台の設定を3台に転送し4台同じ設定で稼動させ、Central Management集中管理による強力な管理・高い拡張性と可用性・安定性が実現されているそうです。
- 環境設定マニフェストを用い言語毎に表示される参照サイトや世界時計の他言語対応
- IPアドレスの静的マッピングを使用して端末を増設時へも対応
- アプリケーション使用制限でパブリックスペースでの音の出るアプリの使用禁止
- 起動と終了のスケジュール管理
- スクリーンセーバ設定など一部ローカルの調整
Q&Aコーナーでは具体的な質問があげられ、「起動終了の設定は?」 「トラブル時の対応は?」 「連続稼動に不安だけど。」 などがあげられ各御回答をいただきました。
製品紹介: Kerio Server [アップタウン(株)-中尾様]
クロスプラットフォームに対応した管理が容易なメールサーバ
二番目ののプレゼンは「Kerio Technolgies Inc.」の同期可能なメールサーバKerio MailServer(KMS)をアップタウン(http://uptown.jp/)様からです。
Kerio MailServer(KMS)は、導入が簡単、管理が容易、コストパフォーマンスが良く、Exchage ActiveSync 機能搭載で、Microsoft Exchangeの代わりとしての導入が進んでいるとのことです。各種機能をMac OS X Server上のメールサーバとの比較をすることによりそれぞれの特性を解りやすくご説明いただきました。
- Windows OS、Mac OS X、Linux、VMware(Fusion), Parallels Desktopに対応により「OS選択の自由」
- 無線でスマートフォン(含む Windows Mobile)/ iPhone と同期・プッシュメールにも対応「ワイヤレス・モバイルとの同期化」.装置の紛失または盗難の際には、機密データを削除できる「個人情報・セキュリティ」
- 迷惑メール対策、ウイルス対策 (McAfee AntiVirusの他13種類に対応、二重化も可能)、不要なEメールを防ぐ「ウイルス・セキュリティ」・ウェブメールサービス。
- 整合性を維持し、負担を最小限に押さえる「Eメールファイル保存」
- サーバを停止させずに、データのバックアップおよび復元が可能な「自動バックアップ」、など
108カ国4200の販売店がありApple Storeでは USで販売があり 日本ではアップタウン様がサポートとのことでした。
Q&Aコーナーでは「Exchange Server」との併用運用の件があげられ各御回答をいただきました。
アップル認定資格と認定トレーニングの紹介 [ダイワボウ情報システム(株)-川瀬様]
世界共通の資格 アップル認定資格
三番目のプレゼンは「アップル認定資格」についてアップル技術者の養成事業に取り組まれている、ダイワボウ情報システム株式会社様からのご説明です。
平成21年7月よりアップル技術者認定資格試験・トレーニングの提供を開始されたということで各地で資格試験とトレーニングコースを展開されています。まずは資格試験からの出題例を2問いただきました。会場内には資格保持者が1/4ほどいらっしゃっており、そのうちの1/3はLeopard Server保持者でした。
そしてMac OS X & Mac OS X Serverの3つの認定資格
- アップル認定サポートプロフェッショナル (ACSP)
- アップル認定テクニカルコーディネータ (ACTC)
- アップル認定システムアドミニストレータ (ACSA)
- Advanced System Administration
- Deployment
- Directory Services
- Server Essentials
- Support Essentials
ライトニング“テクニカル”トーク: iPhone用のMac OS X Server管理ツールServer Admin Remoteの紹介
[MOXSSG-大久保]
その後、Mac OS X Server勉強会メンバーがプレゼンする「ライトニング"テクニカル"トーク」が行われました。
まず、WiFi/3G経由でMac OS X Serverを監視するiPhoneアプリ「Server Admin Remote」について。
「Server Admin Remote」は、Mac OS X Snow Leopard(10.6)/Leopard (10.5)/Tiger(10.4) Serverに対応した、遠隔監視ツールでMac OS X上で稼働する各種サービスを選択し、ログやステータス情報を表示するなどサービスの管理が行えるものです。その設定画面を参照したデモです。App Storeで販売し、価格は900円だそうです。
ライトニング“テクニカル”トーク: Snow Leopard Server搭載Mac miniのセットアップレポート
[MOXSSG-田畑]
次のライトニング"テクニカル"トークではプレゼンターが地球上のどこかの場所からのリモートでのプレゼンになりました。実際、画面がかなりぶれていてまるで電波の悪い地域のような感じです。
「Snow Leopard Server搭載Mac miniセットアップレポートについて」で各種設定のデモが行われ、次回以降の「Mac OS X Server Night!」にも引き続き行われるとのアナウンスがありました。
エピローグ
最後に次回以降のライトニング"テクニカル"トークの募集や次回の「Mac OS X Server Night!」(2009年1月13日18:30よりApple Store, Ginza)についてのアナウンスがあり、プレゼンテーションは終了しました。その後、個別の質疑応答が行われており、一時間半の予定時間を過ぎてもMac OS X Server勉強会メンバーの周りには沢山の方にお集りいただいておりました。
アンケートから
- 具体的な基本設定についての解説が聞きたい
- Snow Leopard Serverについてもっと知りたい
- 事例は興味深かった
- Mac mini Serverのレポート面白かったです
- 資料がもう少しほしかった
- Server Admin Remote面白い!
- ACSAの取得者から話が聞きたい